OTC医薬品とは 登録販売者が分かりやすく解説

皆さん、こんにちは!

医薬品の分類の1つ、「OTC医薬品」についてご存知ですか?

この記事では、正しく「OTC医薬品」を理解していただき、よりご自身の健康管理に役立てて頂けるよう徹底解説を行いました。

先日の記事、「セルフメディケーション税制」にも関係するテーマです。

今回は分かりやすくお伝えすることを目的として書きましたので、疑問や不安を抱えた皆さんのお役に立てればと思います。

それでは早速解説に参りましょう。

認定登録販売者
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OTC医薬品とは

OTC医薬品の「OTC」は、「Over-The-Counter (オーバー・ザ・カウンター)」の略称

認定登録販売者
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薬局のカウンター越しに販売する意味があるんですね

日本では「一般用医薬品」とも呼ばれます。
これらの医薬品は、処方箋が必要なく、一般の薬局やドラッグストアで購入できます。

OTC医薬品には、痛みや発熱を和らげる解熱鎮痛剤、風邪やインフルエンザの症状を和らげる風邪薬、胃腸の不調を緩和する胃腸薬、皮膚トラブルを治療する皮膚軟膏などが含まれます。

OTC医薬品の特徴

特徴として3つ挙げました。
解説していきます。

1.処方箋が不要

OTC医薬品は、医師の処方箋が不要で、一般消費者が直接購入できます。
これにより、軽い体調不良やその症状に対処するための手軽な解決策となっています。

2.軽い感冒等の症状に対処が可能

OTC医薬品は、軽度の体調不良を和らげるために使用されます。
例えば、頭痛、発熱、風邪、アレルギー症状、胃腸の不調などに対処するための薬が含まれます。

3.安全性と十分な効果

OTC医薬品は、使用者が適切に使用した場合においては安全性と効果が確立されています。
ただ、副作用や誤用によるリスクがあるため、添付文書や薬剤師等専門家の指示に従うことが重要です。

OTC医薬品の使い方ポイント解説

使用にあたって、理解しておきたいポイントを6つまとめました。

1.添付文書の確認

医薬品の添付文書をよく読み、用法・用量を守ることが重要です。
また、注意事項や副作用にも留意しましょう。

2.適切な選択

自分の症状や健康状態に合った医薬品を選ぶことが大切です。間違った薬を使うと、症状が悪化する場合があります。

3.相互作用の確認

他の薬やサプリメントとの相互作用についても確認しましょう。特に、既存の処方薬との併用は医師や薬剤師に相談することが必要です。

4.副作用に対する注意

どんな医薬品でも副作用のリスクがあります。異常な症状が現れた場合は、すぐに医師や薬剤師に相談しましょう。

5.長期間の使用に注意

一般用医薬品でも長期間連続して使用する場合は、医師や薬剤師に相談することが望ましいです。

6.医師への相談

OTC医薬品は便利ですが、適切な使用が重要です。症状が重い場合や症状が改善されない場合は、必ず医師の診断を受けるようにしましょう。

まとめ OTC医薬品は便利で心強い味方

最後に簡単にまとめて終わりです。

ここまでみてきたように「OTC医薬品」にはさまざまな種類があり、症状に合わせて即効性高く、効果的に使用することのできるものと言うことができます。

また、日常的な健康管理や軽度の症状の治療に役立つ重要な手段ともいえます。
しかし、適切な使用と注意が必要な点を理解し、健康への影響を最小限に抑えるよう心がけましょう。

ご自身の健康管理には薬局・ドラッグストアで処方せんなしで購入できる一般用医薬品(OTC医薬品)を賢く使ってみてください。

自分に合った薬局・ドラッグストアで購入できる医薬品選びには、
薬局のお薬.COMをぜひご利用ください。